2月4日(土)
1日目。
けせんライナーで6時前に気仙沼駅に到着。まだ辺りは暗い。
駅で暖をとり、コンビニで朝ごはんを買い、お迎えを待つ。
約2時間後、ぶんちゃが来てくれた。
出張先だった仙台から。4時半に出発したらしい。
あああありがとうございましたほんとに…!
んで、あちこち連れてってくれた。
雪できれいに覆われて、何にもなかったように見えるけど、
ちらほら覗いてるコンクリートは家の基礎があった場所で。
一面田んぼだったんだよと言われたら信じちゃいそうだけど、
地盤沈下してるから水溜まりができてしまっただけであって。
防災庁舎は、モニュメントとして市は残したかったんだけど、
遺族の方々が反対したので、そのうち取り壊されるらしいです。
屋上のアンテナの尖端にしがみついてた人がなんとか流されずに済んだ、
それほどの高さの津波。
見上げるだけじゃとても想像できない。
車を走らせていると、建物の2,3階に車とか船が乗っかってるのがいつくも目についた。
それから、開園した頃にあそびーばーへ。
かんぺ~は火を焚いていた。
「あさこ」じゃふつーすぎたのか、いつの間にか「ふじもっちゃん」と呼びだした。
そう呼ぶ人は小学5年生の時の担任ぶりだった笑
せいじに、竹やぶにある基地に案内された。
見上げると竹・竹・竹・竹!
こんな遊び場あったら最高だよおいと思った瞬間その1。
そこを解体して、丘の上に移動するんだとか。
構ってもらえたのがまず嬉しかった。
まさしはちょっと警戒してたな。雪玉も投げてこなかった。
えりさはイルカのお家をつくってた。雪製。さみいさみい。
りのは誕生日だったのに、怪我して泣いて帰っちゃった…
ホットケーキでお祝いしてあげたかったなぁ。
石に頭ぶつけて流血しちゃったんだけど、これ、東京だったら一大事だよね。
こっちの人は怪我することに慣れてる。大人が。
「遊んでてやったんでしょ?ならしょうがない」
それで済むのってすごい。
お昼ごはんは、そうめんとネギとたまご。
地主さんにごあいさつに行って、畑からネギいただいて。
そしたらみかんもおにぎりもいただいて。
こんぶだしと醤油やら何やらで味つけて。
いやーあったかいし最高でした。
残りの汁で作った雑炊もめちゃうま。
子どもたちには基本的にごはんはここではあげない。家に帰らせる。
だけどこの日は家に帰っても誰もいないって言ってるし、てことで
「準備か片付け、手伝ったらな」という条件付きで一緒に食べた。
えりさがおもらししちゃったけど、かんぺ~は例え気付いたとしても、
本人が言わないのならそれは兄弟に任せるんだって。
んでまぁせいじから雪玉くらってたら、小学5年生男子どもがわんさか来ちゃってさ。
容赦ないったらほんと。
1対5くらいだったかな。
本気で投げつけていいものか分からず、めんどくさくなってたらそれを読みとったようで。
後からかんぺ~に言われたけど、ああいうときは本気でやり返してやらないとどんどんくるって笑
大人は強えんだぞなめんじゃねえぞってとこを見せとかないと、って。
…了解です。めんどくさがっちゃだめだよね。遊びにきたのに。
まぁそのうち雪合戦からすべり台に注意がそれたので助かった。
段ボールにビニール袋かぶせたソリ、速い速い!
一緒になって大笑いするかんぺ~には頭が下がりました。
初日でわけわかめだったけども、ひとまず16時なのでこんな感じでさよなら。
事務所に戻ってまずはシャンティさんとの合同MTG。
それから夜ごはん。
いつもは食事係さんが来てくれるらしいんだけど、この週末はたまたまお休みで。
みなさんと一緒に外食に行きましたー。
つけ麺。ピリ辛orごま。濃い目のスープでんもうこれがおいしいのなんの…!
しあわせでした。
たまたまそのお店で、いろんな団体の人が決起会的なのをやってて、
気仙沼のザビエルさんにもお会いして、
復興にはああいう地元の盛り上がり、熱気が必要だよねとかかんぺ~と車中話しながら帰宅。
そしたら事務所でわかめしゃぶしゃぶしてる人がいて、いただきました。
わかめってしゃぶしゃぶして食べるようなメインな奴じゃないでしょ。ふつー。
あんなに噛みごたえのある、おいしーいわかめは初めてお会いしました。
めちゃうま。
んでみなさんお酒が回って、まだ21時とかそこらだったのに、
なんだか中2病みたいなトークになって、いい年した男性がするそれはそれでなんだか面白くて、
シャワーは凍結しちゃってだめで、女子部屋に戻った、そんな初日。
お墓の目の前にある小屋なので、夜が怖いんだこれが。
ヘビースモーカーのスタッフさんが外でタバコ吸ってると、
ジュッて火をつける音が聞こえるんだって。
やだやだ。
そんな話を聞いちゃったので1人の女子部屋は不安でしょうがなかった。
まぁあっさりたっぱり寝たけどね。