はて、風呂。

そしたら僕は、旅にでかけよう。 

2月7日(火)

ああー前回書いたときから日が経ってしまった…

ちょっと記憶もうろ覚えになってるかもしれないけど、では気仙沼最終日まとめといきます。

 

 4日目。

毎週火・木曜日は休園のあそびーばー。

というわけで、この日は自分で気仙沼をふらふらしてみようと思って、

でも夜行バスの発車時刻まではだいぶ時間あるし、

とりあえず1時間遅く起きてみた。

前日の夜から雨だったからこりゃ寒くててくてく歩くなんて気にもならないかなぁと思いつつ朝ごはん。

この日は有給休暇を取られた方が多かったから事務所も人気ない感じかと思いきや、

わりとみなさんいらっしゃいました笑

 

1時間に数本出てる路線バスの時間だけ調べといたから、

まぁこれなら雨も降ってないようなもんだし、

1番近くのバス停まで歩いてそのままぶらり途中下車の旅でもしようかなとか思って、

女子部屋へ荷物取りに行って、最後にご挨拶、と思ったら、

この日お休みなシャンティの君嶋さんがなんと車出して気仙沼案内してくれることになって…!

いやいやいやいやいやいやいやいや

この前のMTGで「有給休暇取れることになりました」(=昇進?)てご報告してたから、たぶんその最初の休日なのに、

前にもボランティアの学生を案内してあげたりしてたからとかなんとかで、快く申し出てくださって。

優しい……!!!!!!!

そんな感謝感激雨嵐でスタートした1日。

 

まずは岩井崎。

がれき撤去の作業車があちこちに見えて、岬なだけあって被害はひどい場所だった。

写真撮ってもいいんだよ、とは言われたけど、なんか、撮れなかった。

一面何もないのかと思ったけど、ぽつりと1棟だけ形の残ってる家があったりして、

どこにくるのか分からない、津波の怖さが垣間見れた。

震災後、支援物資が必要なのはどこの家庭も同じなのに、家があるかないかだけで問題になったりもしたそうで。

「お前んとこは家が残ってるだろ」なんて言われたら、ほしくてももらいに行けなくなる。

 

そういえば初日、気仙沼駅に迎えにきてくれたぶんちゃから聞いた話がある。

地震が起きて、家族みんなで無事避難所へ辿り着いた男の子。中学生だったかな。

その子には幼馴染の女の子がいて、避難所で姿を見かけなかったから男の子はチャリで家の方へ探しに行った。

まだ津波が来る前のこと。

その頃女の子はお母さんと車に乗って、渋滞に巻き込まれていた。

その隣を、男の子がチャリで通った。

すれ違うことなく会うことができて、男の子も車で一緒に避難所へ行くことに。

なかなか進まない車の列。

女の子がちょっと先の様子を見に行ってくる、と車を降りていった。

津波がきたのは、ちょうどその時。

女の子は無事だったんだけど、車の中にいたお母さんと男の子は助からなかった。

 

そんな話を思い出した。

 

そのあとは、しゃぶしゃぶわかめのおいしさが忘れられないのでお土産に、と思ってお魚市場へ連れてってもらうことに。

生わかめ200円也!

もちろん、目の前は海。

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帰りに温泉入りたいと思ってたんで、そこから駅までの道を教えてもらって、

22時頃までやってるというカフェもあるそうで、今夜の居場所に即決。

 

で、鹿折地方へ。

観光スポット、て言うのはよくないかもしれないけど、震災後たくさんの人が見に来てる場所だとか。

何トンもあるタンカーが、岸から1km以上ある場所にどどんと打ち上げられてました。

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雪で覆われてるけど、ここ、建物があった場所だなんてやっぱり想像できなくて。

これはモニュメントとして残すそうです。

轢かれてしまった方もたくさんいるわけで、賛否両論あったらしいけど。

私がその巨体を見上げてる間にも車でグループが写真撮ったりしに来てた。

 

お昼ごはんは、近くにあった復幸マルシェにて、これまたうどんでした笑

ほんと、麺食べなかった日はないなー何ででしょう。

メニューに書いてあるのにおそばは出せないとか、うーん、家族3人で忙しそうにしてた。

でも、こういう小さなところの積み重ね。それしかないんだよね。

今度行った時にはおそばが食べられますように。

 

腹ごしらえした後は、唐桑へ。

今日ノープランすぎて困ってたら、ちょうど出発してすぐに君嶋さんの知り合いから連絡があったそうで。

途中で買ったケーキを持って、団体を立ち上げ運営してる加藤さんのプレハブへお邪魔することに。

4つ上、かな?代表の加藤さんと、2,3人のグループで。

そのままの流れで唐桑で活動してる団体の定例会議にもお邪魔することに。

加藤さんが呼び掛けて、進捗共有とかする場をつくったんだって。大事なことだよね。

何も発言なんてしたわけじゃないけど、ほんと、ただ居たってだけで。

でもなかなかああいう場にいられることもないし、貴重な経験でした。

シャンティの青島さんにも会っちゃったけど笑

 

その後は、海が見える高台へ。君嶋さんが好きな風景なんだって。

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山へ登れるロープウェイもありました。運休だったけど。

トイレのある建物には、過去の大津波の説明書きがあった。

今までも何度か災害を乗り越えてきた土地なんだよね。

 

んで、ぼちぼち温泉の閉まる時間なのでってことでそこまで送っていただいて。

1日ありがとうございました。

自分の足だけじゃ行けない所にもたくさん行けて、ほんとよかった。

車中いろいろ話も聞けた。

君嶋さんも栃木出身の方だし、ずっとここで活動されるわけじゃないかもしれないけど、

気仙沼で出会った人にはまた何かご縁があれば会いたい。

4日間で行った場所にもまた行きたい。

 

ってまとめに入ろうとしてしまったが、こっからまだ時間はたっぷりあったんです笑

ホテルの温泉行ったら既に日中の営業時間は終わってて、

でもまぁ許可してくれたので貸し切り状態!

のんびり浸かって、でも窓からは海が見えて、ちょっと複雑な気分だった。

目が悪いとお風呂で困ることばっかりだったけど、このときは見えなくてちょっとよかったと思った。

で、ホテルを出たのが17時半とかだったかな。

そこから駅までが歩いて20分くらいで、その道の途中にカフェがあるのでそこに居座ろうと思っててくてく開始。

あたりはすっかり暗くなってて、復興市場とか、街灯もなくはなかったんだけど、

壁がない建物のそばを一人で歩くのは正直心細かった。

これだけで被災者の気持ちを分かったかのように言うわけじゃないけど、

あんな暗がりで、家族の安否も分からない、そんな状況だったら…と思うとほんとに怖かった。

 

駅にはたどり着いたんだけど、どうやら道を1本間違えたようで、カフェの前は通過することはなく笑

時間だけはあり余ってたから、引き返して、結局30分以上は余計に歩いてたのかなぁ。

途中でオカンからメールきて、気をつけて帰ってきてねだけじゃなくちゃっかりお土産のお菓子も頼まれたから駅のコンビニで買いまして。

で、やっとたどり着いたカフェ、VANGUARD。

すてきなおじちゃんがすてきなおじちゃんと談笑中でした。

すぐにそのお客さんは出ていかれたので、お店にお客は自分だけという贅沢な環境で。

ジャズのレコードがかかる店内で、メニュー通りのオーダーをしたら

「まだそれはやってないんだ。ここも少しずつ元のようにやりだしたからねぇ」とマスター。

なんだか申し訳なくなってしまったけど、オーダーを受けてくれたときの笑顔はとってもやさしかった。

 

で、私はコトコトいい音といいにおいがする中でノートを取り出して。

今日の出来事、気仙沼でのことを書きとめてた。

雰囲気がほんとにすてきなお店で、久しぶりに絵もかいた。

ハンバーグもサラダもライスもおいしかった。

実はコーヒーは苦手なんだけど、ここのコーヒーはおいしいって思えた。

もちろんシュガー&ミルク入りだけど。

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また行きたいなぁ。

 

そんなこんなで、また駅に戻って、待合室でバスを待つこと30分、だったかな。

22時半に無事バスが来て、寝床確保して、眠りについたのでした。